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千波 一也の部屋


[755] 惑星
詩人:千波 一也 [投票][得票][編集]



この星には喜びが溢れていると

わらう君の目は

泣いている


この星には悲しみが渦巻くと

ささやく君の手は

爽やかだ



満天の星空はきれい


僕に解けない謎なんて

まだまだ幾つも

あるからね



さようならを待っていた

避けていたのは

こんにちは


鏡よ鏡、そこにいるのは誰ですか



近くにあっても届かない

遠くにあっても

たどりつく


そんな気配を鵜呑みにしながら

流れる星につかまった、





形をおぼえることがすでに形で

旅人のうたなんかを

口ずさむ、

僕は


終わらない、

終われない、


ぐるぐる回した地球儀を

ぴたりと

止めた


2007/01/10 (Wed)

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