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千波 一也の部屋


[814] 少年世界
詩人:千波 一也 [投票][編集]


みつけたかった、のに

上手くはいかなくて


でも、

たまたまの風が

心地よかったりするもので


選ぶことのたやすさは

果てないそらを

みずいろに

ひろがる



しあわせが

かたちを持つか持たないか


つくりたての

梯子をのぼりながら、

ていねいに落とす意味のなか、

ことばは

ことばとして

こわれてゆける


うしろ姿と

まっすぐな目と

どちらも翳りを捨てられず


いつか

どこかで

名を背負う日の、

ゆめが

なぜだか

なつかしい


途方もない無限、と

だれかの口を

真似ながら

かたちを

貫いて



ここ、をよく知らない

そこ、もおなじ


いまはただ

続いてゆけるということを

よろこびにかえて

歩いていよう


小石ひとつも

踏みしめて


その、まんなかで


2007/07/01 (Sun)

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