かがやいてしまう星の名を、 つなぎ留めたかった 防波堤かなえたものは夜を、彩ることの、つづけざまの果て、失うはずなど無いというのにのがれるすべを誤って月に飼われた従順なる、目 しずかに 枕が燃えゆけば だれかの夜はあたたかく、 いつかのゆめには 漆黒の、ゆき破るところからていねいにくるみ、やさしさが、齢銀の鱗の命ずるままに 麻酔のような ぬくもりを 凪ぎ、 ことばをわすれ ないている 鳥と さかなに わけ、あ、たえ、
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