詩人:少女貴族 | [投票][編集] |
美味しいの反対は美味しくないで
偉い人の反対は悪い人で
嬉し涙の反対は…悔し涙だけど…結局泣いてるね…
右腕の反対は左腕で
友達の反対はライバルで
涙の反対は笑顔だけど嬉しいときでも涙は出るよね…
昨日悔しいと思いながら泣いた私は…今日は嬉しい事が起きるのかな?それとも次に泣く時はそれは嬉し涙なのかな?
ぐるっと回ると反対の事になると同じで昨日何かあったら今日はそれが変わっているって事だね…
ぐるっと回って一回転
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聞こえる?私の声が…
これでもうわかってくれた?
お願い…貴方がどんなに悔しくても…悲しくなってしまうのは見たくない…けど…お願い…逃げて…
嫌だ!!ねぇ私の声が聞こえる?悔しいから…悲しいから私は立ち上がるんだよ?
大丈夫…貴方の声もその心も無駄にしないよ
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鬼さん、こちら手の鳴る方へ…
さぁ追いかけっこがはじまるよ?貴方は謎を追い求めて私じゃない助手を連れて追いかける
私は本当の貴方が知りたくって…けど貴方を殺したい気持ちもあるから追いかける…
鬼は私と貴方…捕まえるのは貴方と私
捕まるもんか…逃げてやる
逃げれるもんか…捕まえてやる
鬼さんこちら手の鳴る方へ…
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あぁ…聞こえる…聞きたくない声が…
嫌だ、嫌いだ、やめて、やめて、
眠っていた意識が残る…―大抵起きた時は夢と現実が曖昧になる―…
時計の針はゆっくり時を動かし、雀は鳴きながら庭を歩く
私は今は現実であるのを確認して布団に潜った、
父と母のいつもとは違う話がふと耳に入ってしまった……聞いてすぐにわかった……
―怒ってる…―
私は洗面所で顔を洗う、髪をとかす、歯を磨く、
そして両親がいるリビングに行こうとした足を止め、反対の自室に進めた
今日は一日中部屋にいよう…
きっと私なんて両親のケンカを拡大させる…そんなものだ
―…強くない自分、逃げ出す自分、…―
あぁ…………嫌いだ
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「死んでしまえ」
何回も何百回も繰り返した言葉
決して軽々言えない言葉
裏切り者………私だ
私は何回も友達も親も裏切った…その度にさっきの言葉を思ってしまう
あぁ!そうだよ!私は裏切り者だ!いてもいなくてもいい人間なんだよ!消えてもらいはずだよ!いいよ!消えてやる!
カバンの中のカッターの刃を出し右手にあてる…
…―怖い…―痛い…
怖いの嫌い…痛いのやだ…
私は裏切り者だ…そして責任すらとるのを怖がる弱虫だ
あぁ…私は本当に裏切り者だ……
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人工的に作られた光を見たくなくって…私は頭から毛布を被った
暗くてふと携帯の音楽プレーヤーをつけた
曲はいきものがかりの「HANABI」
知らない内に涙が落ちてきた…
「果てるならせめて強く」
私は貴方の心に強く散る事はできたんでしょうか?
「愛しきキミワタシ」
…あぁ貴方は私の事愛してるって言ってくれたなぁ…
止める事は出来ない涙…泣かないと思って目を押した それでも止まらない
……辛い…
辛い…苦しい…痛い…
ねぇ…お願い…一瞬でもいいから「愛してる」って言ってよ…
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きっと今までの私は夢を見ていたんだろ…
去年何があったかあまり思い出せない…
年って言われるほど老けてないはず、それより実際の年より下に見られる
そんな馬鹿らしい夢から覚めて世界を見た
愕然とした…変わっていた…親も弟に妹も友達もあの人も…
おいてきぼりにされた
私は不安になり友達の腕を掴み聞いた
どうすればいいかな?
友達は答えた
貴方は楽しい時間を作ってください。俺にとってもそれがいいので
楽しい時間…
わからないからこの現実を楽しい時間に変えよう。
そうだ…つまづいちゃいけない…つまづくとまた遅れちゃう
ねぇ…みんな…私に夢の続きを見せて?
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布団に潜って目を閉じる
真っ暗な世界…自分独りだけの世界…
途端に涙が落ちて…
叫びたい…泣きたい…
けど…高校生だから………泣いているのは貴方からのメール……
今日も貴方は寂しそう…心配してもそっけない返信…
…わからない…わからないんだよ!!!!!
私だって貴方に何て言えばわかんなかった!!!!きっと「わからない」って返信したら貴方だって考える…そんなの真っ平ゴメンだ!!!!
………やっぱり…私は約に立たない玩具
気の聞いた事も言えない…
涙で暗い世界が歪んで見えた
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今も住んでいる家
私はそこで笑ったり泣いた覚えがない
「お姉ちゃんだからニタニタ笑わないの」
「すぐに泣くんじゃねぇ、家から出てけ」
親からこう言われた日から私は親の飾りになった
「可愛いわね、いくつなの?」
「ありがとうございます。まだ小学生です」
機械的に何も考えずにただ言っていた
ある日に私は貴方に会った
……あれ?私の年を聞かないの?小さくてガキみたいって馬鹿にしないの?……
貴方がいて私は自然と笑っていた…泣いてもいた…怒ったりも寂しがったりして…
貴方を好きになった
ねぇ…貴方は知ってる?
貴方は私の世界の中心であることを
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初めての学校…
初めての教室…
初めての友達…
なんだか今日は初めてばっかりで…疲れちゃったなぁ…
私は知らない内にうつ伏せになっていた
あ…私…疲れてるんだ……寝ちゃおぅ
薄れて見えてくる洋服タンスを見ながら私は少し期待した
ねぇ…目が覚めたら貴方は横にいてくれる?私の呑気過ぎる顔を見て笑ってくれる?
けど…貴方は横にいない……
せめて…次に目覚めた時に…携帯に貴方からのメールが来てくれるのを期待して…眠ります……
おやすみなさい…
どうか携帯の着信音と言うキスで私を目覚めさせて……