運命だ。運命なんだ。人間は、何十憶人いる地球の中で「もう一人」を探すんだ。巡り逢うのは過去か、現在か、未来か。銀河系の様な無限の可能性の中で、その光を探している。遠い遠い、小さくて大きな。北極星よりも眩い、スピカよりも尊い、光を。一生逢わないかもしれないもう逢ったかもしれないこれからかもしれない―――分からないけれど。でも僕は、もう巡り逢えたんだ。好きよりも「愛しい」、そんな君に。
[前頁] [COINの部屋] [次頁]