詩人:ぺこベット | [投票][編集] |
呼んだくせにその先は継ながらなくて
胸に何かつまったかのように苦しい
恋って随分もどかしいものですね
まるで終わリの見えない
何かに溺れているようだ
がむしゃらに走り出して
全てを破壊してしまいたい
恋は随分暴力的だ
何もかも僕の中からさらって行って
そのくせ何も残していかない
嵐のように激しく僕をかき乱し
風船のようにふわふわ
届かない所へ行ってしまう
僕はただそれを眺めるだけ
恋は随分自分勝手だ
こんなに近くにいるのに
何だか一番遠い気がする
(空を見上げれば)
(嫌味なくらい青い空と目が合って)
なんだかたまらない気持ちになったから
ああ、やっぱリ好きだと叫んだ