詩人:大示 | [投票][編集] |
私を見上げ
彼女は呟いていました
あの人にも見せてあげたかった
と
その優しい心をのせて
私は散りましょう
季節がかわっても
あなたの想いは必ず届けます
だから
どうか泣かないでください
またきっと会えますよ
命は皆、廻るのだから
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懐かしい、匂い
あの人がいた昔も
あの人がいない今も
この家の匂いは変わらない
だから探してしまうんだ
笑って出迎えてくれていた
あの人の姿を
帰ってきたよ
今日は透き通った空だから
よく見えるよね
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もし
私の周り全てが、間違っていたら
もし
『それは間違いだ』と
教えてくれる人がいなかったら
私の周りには今日も
たくさんのifが転がっている
苦しく虚しい、もしもの世界
そこに住んでいる私は
正気ですか?
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彼は毎日、人を演じている
だから
どんなことに
本気で腹がよじれるのか
どんなことに
本気で腹が立つのか
今まで、わかっていなかった
本当の彼は
まだわからない
取扱説明書には空欄がいっぱいだ
詩人:大示 | [投票][編集] |
冷たく、かさついた言葉を
いくら集めても
冷たい情熱が燃えるだけ
なら
温かい言葉はどこにある
人の心をいつまでも
温めてくれる言の葉は
どの木に付いているのだろう
僕は、その木を探している
いつか必ず出会い
僕も
その木になりたいのだ
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カイロのように
私を温めてくれた
私に対する疑問も不安も
全て飲み込んで
たった一言
『また、おいで』
今度は
もう少しマシな私になって
会いに行きます
だから、あなた方も
どうか
お元気で
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自分が努力をしたくないが為に
他人に完璧を求める
自分が変わりたくない為に
他に変わることを求める
何のために人として
生まれてきたのか
よく考える必要がありそうだ