詩人:大示 | [投票][編集] |
正解なのか間違いなのか
そもそも
そんな概念があるのか
私は勝手に空想する
私の家が埃にまみれ
ヒトが作り上げたすべてが
色褪せ、すりきれていく様を
いつのまにか根付いた緑が色濃く
美しく生き残る様を
空想を重ねるにつれ
すべての面影は薄れていく
私の夢の樹が
私の家を侵略する
だけど
私は侵略者に両腕でしがみつき
身体を預け眠る
待ち焦がれた恋人に甘える様に
空想に人は要らない
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僕は
僕の口から出た言葉を
他人事の様に耳にした
何の重力もない
枯れて、すりきれた言葉
僕は一体
どのクチで
どんなカオで
君に贈ったのだろう
でも
もう一度だけ
言わせてください
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今を後悔している僕へ
どんなに願っても
時間は巻き戻せないって
わかっているはずだ
かといって
そう簡単に動けないことも
よく知っている
早送りの時代
その中で一時停止しているだけ
そう一時、だ
動ける時は一年先かもしれないし
明日かもしれない
何が起こるかわからない
この世界
どうせなら楽しいことを起こそう
奇跡の始まりは自分の一歩からだ
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無造作に置いてある
あなたの眼鏡
あなたの世界を覗いてみたくて
内緒でかけてみる
何も変わらない
度無しの眼鏡
私を見るときだけかけていたのは
何故かしら
今度、聞いてみようかな
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右ニ見エマスノハ
最高ノ技術ヲ結集シテ創ラレタ
美シイロボットデゴザイマス
左ニ見エマスノハ
ソノ美シイロボットニ
職モ婚約者モ奪ワレタ
タダノ人間デゴザイマス
コノ種族ノ特技ハ
共食イ
挙ゲ足取リ
マトハズシ
見テミヌフリ
自分ノ首ヲ絞メル
デゴザイマス
ソノ人間ニ創ラレタ
ワタクシモ
同様デゴザイマス
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草原に立つ一本の大きな樹の根元
私は、そこで眠りたい
何もかも忘れて
私は私だということも
ヒトであることも忘れて
私は、見つけた
揺るがない夢を
美しい大きな樹を探すという夢を
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輝こうとすると
暗闇に邪魔をされる
暗闇に紛れてしまおうとすると
輝きが僕に手を伸ばす
でも
すべては僕次第
どちらにするか
決定権は僕にある
もう誰にも従わない
自分の心のままに
詩人:大示 | [投票][編集] |
いろんな理由をつけて
諦めてしまった
一番、頑張れることを
止めてしまった
それが
いつまでも心の奥に
しっかりと、しがみついている
唯一、胸をはれたこと
これしか無い、と
自分でも思っていた
懐かしい時は消えてくれない
夢は消えない
いつまでも