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大示の部屋


[1] 苦い焦燥
詩人:大示 [投票][編集]


愚かな戦の為に
辛酸を舐め、そして

いなくなってしまった人達

今の、この国の姿は
あなた方が望んだ姿ですか

何のために自分は戦ったのだろう

何のために己は苦しさも貧しさも
耐えたのだろう

責める声は蝉が伝え
向日葵が凝視する

悲しみの声は鈴虫が伝え
紅葉が、はらはらと零れる

謝る言葉すら
僕には浮かんでこない

何ができるのだろう

その時を生きた語り部達も、もうじき
いなくなってしまうのに


2008/12/10 (Wed)

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