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大示の部屋


[148] 待ち惚け
詩人:大示 [投票][編集]


あなたの創った壁が
空まで続いているなんて

誰が予想しただろう


それを見上げて太陽が滲むなんて

予想外だったよ


雨が壁を濡らすけれど
それくらいで崩れるわけもなく

僕の頬を流れるけれど
その水は哀しいかな
雨ではなくて


ずぶ濡れの、冷たいそこに
手をついて口付け

あぁ、味気無いキス

僕が君にとって害ならば
こんな壁だけじゃ
否定にならないよ

風化するまで朽ちるまで
僕は待ち続けるよ

拒絶でもいい
確かな君の言葉を僕に投げてくれ

2008/12/31 (Wed)

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