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大示の部屋


[149] テリトリー
詩人:大示 [投票][編集]


凍りそうな私のテリトリー
向こうでは雨が降っている
必要ない過去が重い枷になって
あなたをも遠ざける

今までの時は何だったの
空気と同じぐらい一緒に居たのに

忘れた頃に蘇る記憶は
試練だと言うのですか

信じられないのは
あなたではなく
いつだって、この私だった
泣けやしない

独りずぶ濡れのあなたが
私を必要としてくれている
こんな愚かな私を
あなただけが待っていてくれる

2008/12/31 (Wed)

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