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大示の部屋


[160] 白い花の旅
詩人:大示 [投票][編集]


白い花が青い空に流れて
遠い町に辿り着いた時

想い語る恋人達は
穏やかな季節を感じ

閉ざされた命も蘇り衣を変える

白い花は柔らかな風に寄り添って
空を駆け巡る


甘い香りはあの人を思い出す
この世界の何処を探しても
あなたはいないのに


今だけ許して
泣き虫の僕を

もう立ち止まらないよ

季節も命も巡っているのだと
ようやく、思い出せたから

2009/01/15 (Thu)

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