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大示の部屋


[164] 彫刻家メデューサ
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その瞳に魅入られた娘は
恋した事すら忘れて

美しい一体の
彫像と成り果てた


愛した者さえ
暖かいまま抱くことさえ叶わず

月に照らされた
生まれたばかりの彫像を眺めて
溜め息を吐いた


狂おしいほどの愛は在るのに
君が、こんな姿じゃ
受け止められないね

君じゃないと無意味だよ
僕の愛は君の為に在るのだから

2009/01/16 (Fri)

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