私の盾は難解な障壁となって立ち塞がったすべての疎ましさを寄せ付けない私の盾は、彼の人の前で鋼の壁となった私を呼ぶ声すら遮断し、響くのは分厚い鋼を叩く音だけ不幸を防ぐ壁は幸運も通さない崩すのは私なのか物好きな、あなたなのかその答えすら見出だせず今宵も膝を抱く
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