途方もない夜に閉じ込めた魔妖しの僕を君は何故、今更喚ぶの?痛みに身を焼きながら忘れ去った古より遠い過去を『もう一度』望むのなら舞い上がり君に贈ろうわかっていたはずなのに苦しむのは何故届かない現実を願っては否定する繰り返しもうそろそろ輪廻に別れを告げて僕は遠い夜より遠くへ君の檻より頑丈な、最果てへ狂わないように嘆かないように永遠に遠ざかろう身に覚えの無い大きな痛みでうずくまる夜が来ないように『もう二度と』
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