繰り返す命の始まりと終わりにどれ程の歓びと嘆きが在ったのだろう少し立ち止まれば思い出せるのに走り去る時間がとどまることを許さない醜く歪んだ現実を導くものが直視しないのならば誰が、変えていくの必要なものもわからず満たされずさ迷う人々が行き着く場所は現実と離れた虚ろな世界定められた終わりは何度も現れ、去っていくどこにもない世界に捕われた心は狂ったことにも気付かないまま偽りの誕生と終わりを再生し続ける
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