在るのか、どうかもわからない自分の事など確かめようがない意味もなく不甲斐なく叫んでは自分の小さな存在を感じていた『切ない』とぼんやり呟いてカタカタ震える両手を握りしめる冷たい空気の中めぐる血を感じて生きていると、涙を落としたできるなら、見たくなかったこんな僕はせっかくの薬さえ効きはしない許せない事ばかり多すぎてなのに一歩も動けなくて臆病な奴だと、呆れ果てた
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