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大示の部屋


[206] 不確かな存在
詩人:大示 [投票][編集]


在るのか、どうかもわからない

自分の事など確かめようがない

意味もなく不甲斐なく叫んでは
自分の小さな存在を感じていた


『切ない』とぼんやり呟いて

カタカタ震える両手を握りしめる

冷たい空気の中めぐる血を感じて
生きていると、涙を落とした


できるなら、見たくなかった
こんな僕は


せっかくの薬さえ効きはしない

許せない事ばかり多すぎて

なのに一歩も動けなくて


臆病な奴だと、呆れ果てた

2009/03/09 (Mon)

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