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大示の部屋


[218] A sickle(鎌)
詩人:大示 [投票][編集]


鋭い三日月は僕の白い胸に刺さり

赤い満月へと生まれ変わる

狂を孕んだ母胎は戸惑うこと無く

禍を産み落とし僕の手に抱かせた

鋭利な鎌が、この空虚な心に宿り
時折、チクリとつつく

合図なのか、警告なのか

それはまるで何かの催促のようで

臆病者の僕は、大いに戦慄した

2009/04/20 (Mon)

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