私の心の何処かに『立入禁止』の立て札と有刺鉄線に囲まれた一つの椅子がある椅子に座っているのは私・・・ではなく真っ黒の怪物だったそれは触れてはいけない者誰にでも住み着くその存在何気無い瞬間に増殖してやろうとその時を思い浮かべてはこちらを見て笑っている私が私であるうちは必ず駆除する予定
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