眼を閉じて、また開けたときにいつも血の繋がった人達がいるそれは、僕にとってはとても幸せなこといつか彼らはいなくなる当たり前の事なのにそれを思うと体が焼き切れそうになる『彼らと一緒にいる』想像力の乏しい僕が考える唯一の幸せ永遠ではない、幸せだから、今は干渉しないで下さいあと数十年ぐらい待ってくださいあなたにとっても僕にとっても大事なことなのです彼らの命があるかぎり僕はここにいるでしょう温かく、しかしどこか薄情なこの家に
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