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大示の部屋


[296] 数十年後のあなたへ
詩人:大示 [投票][編集]


眼を閉じて、また開けたときに

いつも血の繋がった人達がいる

それは、僕にとっては
とても幸せなこと


いつか彼らはいなくなる

当たり前の事なのにそれを思うと
体が焼き切れそうになる


『彼らと一緒にいる』

想像力の乏しい僕が考える
唯一の幸せ


永遠ではない、幸せ


だから、今は干渉しないで下さい

あと数十年ぐらい待ってください

あなたにとっても

僕にとっても
大事なことなのです


彼らの命があるかぎり
僕はここにいるでしょう

温かく、しかしどこか薄情な
この家に


2009/12/23 (Wed)

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