詩人:桃汰 | [投票][編集] |
明日死ぬ運命ならば、僕は急がない
最期にゆっくり人生を噛みしめたい
明日死ぬ運命ならば、僕は怒らない
最期くらい腹の底から笑いたい
明日死ぬ運命ならば、僕は眠らない
最期に朝焼けをあの丘で
明日死ぬ運命ならば、僕は
僕は
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僕らの間で決まり事を決めよう
例えば映画館では
君がポップコーンを持って
通路側に座る事
君はすぐに飽きるから
僕なんかポップコーンに
手を伸ばすひまもないからね
あと途中でトイレに行きたい時
僕が通路側だと厄介だろう?
あとは
僕らは明日も愛し合うこと
永遠にとは言わないけど
眠りにつくとき神様に
"どうか明日も君を愛せますように"
と祈ろう
朝起きて
"ああ、君のことを愛している"
と思えたら
今日も僕らは幸せだろう
これが僕らの決まり事
二人の愛を
今日も、明日も
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永遠ってどれくらいなの?
60歳くらい?
死ぬまで?
死んでからもずっと?
永遠という言葉を
軽々しく言う
あなたを
軽蔑して
質問を繰り返す
あたし
今では永遠に
会うことのない
あなたに
永遠という
言葉の意味を
教わった
あたし
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自分って
自分が思ってる以上に
歪んでた
優しい人になりたい
どんな過ちも
許せるように
器のでかい人に
なりたい
愚痴とか不満とか
みんな全部入るくらいに
自分の足で立って
歩けるようになりたい
あたしなんてまだ赤ん坊
強い人になりたい
どんなことがあっても
心はまん丸で
凹んだり傷ついたりしないくらい
完璧を求めるあたしは
恐ろしく未完成で
それでいて平気で
嘘をつく
どんな人生でもいい
最後には笑っていたい
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濃くなりすぎたスープ
薄めるために水を
増えすぎた悲しみ
忘れるために無理を
ジャブジャブになって
もう満杯で
スープは皿から少しずつ逃げてった
ジャブジャブになって
もう満杯で
目から水が落ちる
悲しみは逃げてはくれなかった
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花が好きだから
花柄のワンピースが
多いんぢゃなく
無意識に花柄を
選ぶ自分がいる
あなたにとって
あたしが花柄のワンピースになれたら
どんなに幸せでしょう
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誰が神様であれ
世界は変わらなかったと思う
世界を作ったのは神様だとしても
世界を支配したのは人間で
戦争を始めたのも人間で
平和を望んだのも人間だ
みんながみんな
神様に手を合わせた
でも祈っても
なにも変わらなかった
それは
神様が救ってくれなかった
訳ではない
自分が蒔いた種は
自分で解決しなければと
教えてくれたんだ
神様が誰であれ
世界は変わらない
神様は人間のいい先生なのかな