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恭ノ字の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] あたりまえ
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弱った時 辛い時
悲しい時
そう 深く傷付いた時。

そんな時人は当たり前に
我が儘になる時。

当たり前に自分しか見えなくなる時。

自分という自我に溺れる
時。

そんな時。そんな時こそ

当たり前にどれだけ他人を大切に思いやれる事が
できるようになれたら。
それが当たり前でいられるようになった時

僕は当たり前の様に

愛されるのだろうな。

2007/10/08 (Mon)

[2] こんな夜
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眠れない夜は
そうヘッドフォンで隔離して
「もし一億拾ったら」なんてドキドキさ。

眠れない夜は
そうアイマスクで隔離して
「もし好きなこと交わったら」なんてワクワクで。

「明日はパチンコ負けたら正直生活ヤバイです」
なんてソワソワな、そう

こんな夜を越えてゆく。

2007/10/08 (Mon)

[3] 気付いておくれよ
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髭を剃った事に気付かないぞ、おい。

いやいや髪も切ったんだよ、俺。なぁ。

あ〜、もう、服なんか二日連続同じなんだぜ。。

頼むよ、気付いてくれよ。
見てくれよ俺の事。

もういい加減。気付いておくれよ。

俺の気持ちに。

おい、おい、「好きだ!」って言ってんのに
笑ってるよ、この女…涙

2007/10/13 (Sat)

[4] 花咲
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その花は、綺麗に咲くの

緑は鮮やかに

生き生きと 艶めく。

誰の為? 何の為?

意味付けを欲しがる人々

理由を求める人々

答えなく、答えなどなく

花咲き誇り知れず

その身をまた散らす。

土になろう、土であろう

僕はただ、僕はただ

そう、また

その花咲く為の
土であろう。 ただ

2007/11/01 (Thu)

[5] 苦笑いの中に遠く父を想う
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午後11時 電車の中

きっと、今日もよく汗水
流して働いた、
家族の為に働いた、

きっと明日も朝早いのに。
だが、しかし

これが、あの子の重さなら。

これが、あの子の寝息なら。

香るのが、あの子のシャンプーの香りなら。

僕は傾く右肩に少し苦笑いを覚えながら、

左上の中吊りに眼を凝らす。

心地は良くないぜ。

だか、しかし、

オッサン、明日も頑張りや!

2007/11/02 (Fri)

[6] 大切な風船
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子供が無邪気に欲しがる様に 満面の笑みで
嬉しそうに手にいれて

大切に、とても大切に
膨らませました。

それは、大きく、とても
大きく膨らんで

白地にピンクのハートは
まるで笑っているよう。

素敵だねって褒められて

本当に嬉しそう。

嬉しそうだったのに…


彼女は泣いている

遠く空の彼方を見上げては

今は無い、感触が
握りきれない右手に残ってる。

彼女は泣いている。


とても大事にしてたのに

大事なもの程、

その手を離したら、

1番遠くへ飛んでいく。


彼を。

2008/02/26 (Tue)

[7] しわ
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自信が無い時には

自分の手のひらを広げて
見てみろ。

沢山の「しわ」があるだろ?

それは、お前が生まれ持って何かを掴む事が出来る証なんだ。

その「しわ」はお前が
何かを掴んでいるからあるんだぜ。

大事な物を

大切な物を。

大事な者を

大切な者を。

2007/11/04 (Sun)

[8] チェ・ゲバラ
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俺の眼の前に

かなりうだつの上がらな
そうな親父がいる。

親父が着ているTシャツには チェ・ゲバラ。

俺の眼の前に

かなりイケテる男の子。

Tシャツの真ん中には
同じく チェ・ゲバラ。


うだつの上がらない親父
と イケテる男の子の眼の前に ただ凡々とした
俺がいる。

胸のプリントには

チェ・ゲバラ。

ちょっと彼も苦笑い。
ただ、その凄みのある眼光は決して曇らない。


人は人それぞれの革命を。

2007/11/13 (Tue)

[9] 羅列の刹那
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火星の裏でハイキック

眼も眩む速さで

そして蚊は落ちる

二つめの信号が赤に
なる前に。

2007/12/01 (Sat)

[10] 春風
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桃色の風か水色か

今年はどんな色

その風は色めくの春の風

2008/02/19 (Tue)
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