最低の男
最悪の男
一生
運命を呪いながら
地べたを
這いずって
生きるのか?
何の為に
生きてゆくのか?
それでも
生きてゆくのか?
羽根をもがれて
手足さえもがれて
ただ地べたを
這いずる
芋虫みたいな
そんな気持ちでも
それでも
生きてゆくのか?
なぜ?なぜ?なぜ?
血ヘドを
吐くような問いが
毎日 毎日
俺を締めあげるけれど
それでも
俺は
生きてゆくのだ
アレを失っても
コレを失くしても
全て奪われても
俺が
俺であることが
最後に
燃えかすのように
残されているなら
俺は
生きてゆくのだ
俺が
俺であるために…
2006/04/08 (Sat)