詩人:蒼ノ天使 | [投票][編集] |
誰よりも大切な人を
想いながら
歩いた帰り道
今日は一人
口笛吹いて
帰ろうか…
日が暮れ始めた
午後六時
人通りも
遠くなってしまった
夕暮れに儚さが舞う
切ない溜め息を
煙草の煙に紛らし
今、空を見上げて見るよ
流るる風のように
今日は明日の何になる
消せない想い
今日も抱きながら
一人切ない夜を
過ごすのです
満月の明るさよりも
幾千もまぶしかった
君の笑顔
誰にも描けない
そんな幸せ
あの頃の記憶は
紙屑と一緒に
投げ捨てて
さぁ走れ
流るる水のように
跡形残さず君を想う
そう
遠くから願うよ
祈りを乗せ
君の幸せを…
もっと遠くまで
君を奪い去りたい
過去の自分
溶けない後悔
硝子匣の中に閉じ込めて
薔薇の荊の棘
傷となり初めてわかる
“悲しみ”
と言う名の傷跡…
あぁ…
会いたくても
会えなかったんだね
僕等二人…
ずっと一緒だと
当たり前に思っていた
いずれ思い出に
なってしまうだろう
脆く儚い記憶
たくさんの君
あの日
あの時の笑顔
今紙屑と一緒に
投げ捨てて
さぁ笑い出せ
明日にも負けない
大声で
淋しさでいっぱいになる
遥かな夜にも負けないように
笑い出すんだ
走り出すんだ