詩人:蒼ノ天使 | [投票][編集] |
晴れ渡る空の
千切れた雲間から
一筋の光が照らす
過去の方へ
自分の影が伸びる
君への過ち
あれほどの愛…
名も知らぬ花の
花言葉
君も知らぬ愛の
合言葉
笑えたかな
君の前で
そう
最後の場面でさぁ…
泣ける悲しみなんて
沈めてしまえ
あの青い空に
深く深く…
眠る記憶
捲る追憶
君はどこにいるの…
百円玉の裏の世界
目の前白銀の思い出
君は色褪せて
僕はセピア色
もう昔には
戻れないよね
カーテンの隙間から
明るい日差しの君が
笑って手を振る
届きそうで届かない
伸せそうで伸ばせない
僕の両手
そう
愛に触れられない想い
匣に鍵すらできない
僕の無邪気さ
忘れられないから辛い
忘れたいから愛せない
次まで歩めないんだ
そう
幾千の夜を
眺め
駆け抜けても…