詩人:百年草 | [投票][編集] |
気づけば
キミはいつのまにか
ボクのそばにいて
そしていつも笑ってた
そんなキミが
かけがえのない
存在になるのに
そんなに時間は
かからなかったよ
今のボクがたった一つ
キミに誓えるのは
この変わらない想いだけ
二人手を繋いで
歩いた川辺に
今年も咲いた
この勿忘草のように
キミの心にいつまでも
残っていられたらいいな
気づけば
キミはいつだって
ボクのそばにいた
そう
キミはここにいる
キミが大好きだった
この勿忘草のように
いつだって
いつだって
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いつからだろう
僕は笑えなくなった
テレビを見てても
仲間と話してみても
愛想笑いだけが
うまくなっていった
楽しい事が
ないわけじゃない
つまらない事が
多いだけ
それでも
僕はまだ花を見て
微笑む事ができる
今はそれでいい
花を見て
いつまでも
こんなふうに
幼稚な詩を書いて
いられれば
それでいい
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この胸の中の想いを
アナタに伝えたくて
お酒の力(怖さ)借りて
アナタにメール
それが本心なのかも
わからなくなって
結局送信しないまま
削除してしまった
想いを文字にすれば
急に嘘みたいで
想いを言葉にできれば
それは真実なのかしら
偽りのない気持ちを
偽りだらけの心が
邪魔をする
お酒に酔って
自分に酔って
本当は
ただ
ただ
アナタに
酔ってしまいたい
だけなのに…
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何気ない日常。
二人は手を繋いで。
ふと、綺麗に咲いてる
ガーベラの前で足を止めた。
それを見てアナタは
『髪飾りにしたら似合いそうだね』
なんて似合わない言葉。
『…髪飾りなんてしたことないもん』
握った手を一度大袈裟に振って。
またいつもの道を歩く。
愛し花咲く帰り道。
アナタの家までもう少し。
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あなたが
私に贈った最後の言葉は
“さよなら”
だけだった
さよならは
別れの言葉じゃない
なんていう人もいるけれど
そのさよならは
紛れもなく
別れの言葉だった
でも…
今になって思うのは
あなたの最後の言葉が
“ありがとう”
じゃなくて
よかったということ…
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僕は勘違いしてた
隣同士に感じてた
君と僕の距離は
どうも周回遅れみたい
反対側からなら
どこにだって
手が届く距離なのに
実際はどこにも
触れられない
夏雲運ぶ風だって
僕を君の所まで
連れていっては
くれないんだ
そして、
君は決して
立ち止まりはしない
だから、
君と僕の距離は
きっと、
ずっとこのまま…
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例えば…
ボクのこの想いが
いつか花咲いて
実をつけるとしたなら
相手はキミじゃないと
意味がない
例えば…
ボクがいつか歳老いて
散るときが来たとして
隣にキミがいなければ
意味なんてない
咲くときも
散るときも
キミがいなければ
意味なんてない
意味なんてないんだよ
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僕達は夜空を見上げる
ここから見える星は
どれも同じ距離に見える
本当は何億光年も
離れているかも
しれないのに…
今でも輝いている星
もう消えてしまった星
ずっと寄り添って
輝いていける
星なんてないのかな…
僕達も本当は遠くにある
きっとそのうち
消えていくんだ
僕たちは…
同じ星座なのに…
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私はあなたの隣で
あなたの愛でる花を
同じように愛でる
それだけで
私は優しくなれる…
それだけで
私は生きていける…
愛しき、花よ
愛しき、君よ
もしもあなたが
花だったならば
私は一体
誰を愛しただろう
横顔を眺める私に
あなたは言った
『ワタシが花なら、多分アナタも花なんじゃないかな?』
人だとしても
花だとしても
私達は寄り添って
生きていける…
その言葉に
私は確かに永遠を感じた