詩人:百年草 | [投票][編集] |
僕は勘違いしてた
隣同士に感じてた
君と僕の距離は
どうも周回遅れみたい
反対側からなら
どこにだって
手が届く距離なのに
実際はどこにも
触れられない
夏雲運ぶ風だって
僕を君の所まで
連れていっては
くれないんだ
そして、
君は決して
立ち止まりはしない
だから、
君と僕の距離は
きっと、
ずっとこのまま…
詩人:百年草 | [投票][編集] |
あなたが
私に贈った最後の言葉は
“さよなら”
だけだった
さよならは
別れの言葉じゃない
なんていう人もいるけれど
そのさよならは
紛れもなく
別れの言葉だった
でも…
今になって思うのは
あなたの最後の言葉が
“ありがとう”
じゃなくて
よかったということ…
詩人:百年草 | [投票][編集] |
何気ない日常。
二人は手を繋いで。
ふと、綺麗に咲いてる
ガーベラの前で足を止めた。
それを見てアナタは
『髪飾りにしたら似合いそうだね』
なんて似合わない言葉。
『…髪飾りなんてしたことないもん』
握った手を一度大袈裟に振って。
またいつもの道を歩く。
愛し花咲く帰り道。
アナタの家までもう少し。
詩人:百年草 | [投票][編集] |
この胸の中の想いを
アナタに伝えたくて
お酒の力(怖さ)借りて
アナタにメール
それが本心なのかも
わからなくなって
結局送信しないまま
削除してしまった
想いを文字にすれば
急に嘘みたいで
想いを言葉にできれば
それは真実なのかしら
偽りのない気持ちを
偽りだらけの心が
邪魔をする
お酒に酔って
自分に酔って
本当は
ただ
ただ
アナタに
酔ってしまいたい
だけなのに…
詩人:百年草 | [投票][編集] |
いつからだろう
僕は笑えなくなった
テレビを見てても
仲間と話してみても
愛想笑いだけが
うまくなっていった
楽しい事が
ないわけじゃない
つまらない事が
多いだけ
それでも
僕はまだ花を見て
微笑む事ができる
今はそれでいい
花を見て
いつまでも
こんなふうに
幼稚な詩を書いて
いられれば
それでいい
詩人:百年草 | [投票][編集] |
気づけば
キミはいつのまにか
ボクのそばにいて
そしていつも笑ってた
そんなキミが
かけがえのない
存在になるのに
そんなに時間は
かからなかったよ
今のボクがたった一つ
キミに誓えるのは
この変わらない想いだけ
二人手を繋いで
歩いた川辺に
今年も咲いた
この勿忘草のように
キミの心にいつまでも
残っていられたらいいな
気づけば
キミはいつだって
ボクのそばにいた
そう
キミはここにいる
キミが大好きだった
この勿忘草のように
いつだって
いつだって
詩人:百年草 | [投票][編集] |
『いつかまたね』
泣き出しそうな
私の顔を見て
貴方は精一杯の
笑顔をくれた
あの時私は結局
泣いてしまったから
本当にまたいつか
会えたなら
あの日の貴方に
負けないくらいの
笑顔を贈りたい
少し皺の増えた顔に
もう一本できた笑い皺
鏡の前で
今日も作るのは
『いつか』の為の
笑い顔
詩人:百年草 | [投票][編集] |
アタシは一輪の
Statice
だけどまるで
Dry Flower
それは決して
色褪せない花
それは既に枯れた花…
アタシはアナタを
アイシテル
アタシはアナタを
愛し続ける
永遠に
永遠に…
詩人:百年草 | [投票][編集] |
雪にははじめ色がなくて
花達に色をわけて
欲しいと頼んだ
でもどの花も
それを拒んで
スノードロップだけが
自分の色を
わけてあげたんだ
だからスノードロップは
雪溶けの
春1番に咲くんだよ
雪は僕で
スノードロップは君
君にわけて貰った色で
僕はこうして
笑っていられる
だから君には
これからも
僕の1番近くで
ずっと咲いていて欲しい