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百年草の部屋  〜 新着順表示 〜


[27] 石蕗の花
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海辺に咲く花

石蕗の花

私の知る

数少ない花の名


秋、風に揺れる

その花を眺め

私は貴女を思い出す…


その花の花言葉のように

また貴女と

共に在りたいと想うには

私は大人になりすぎた


海辺に咲く花

石蕗の花

これからも

この花を見る度に

私は貴女を思い出し

過ぎた季節を懐かしむ

2010/10/15 (Fri)

[26] アリとキリギリス
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僕はただ歌ってた。

旅立つ君に、

他に何もして

あげられないから。


君はここのところ

ずっと忙しそうだった。

旅立ちを前に、

僕はすっかり

忘れられていた。


そういえば、

童話のキリギリスも

ずっと楽器で

歌ってたらしい。

この唄が少しでも

君に届いたらいいな。


働きアリみたいな君は、

荷造りなんて

簡単に済ませて。

『準備万端』

って得意げな顔で

僕にサヨナラを

告げるんだ。

僕は精一杯の

作り笑顔で

君を見送るけど、

どうしても

悲しい唄になる。

強すぎる君へ。

弱さを見せない君へ。

僕が君に贈る

最後の唄は、

やっぱり愛の唄。

君がいつか

僕を思い出して

笑ってくれたら

もうそれだけでいいや。

童話のキリギリスは、

努力しなかった事を

悔いる役回りだから。

2010/09/12 (Sun)

[25] 歩幅
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ゆっくりでいい

少し早足でもいい

あなたと二人
寄り添って歩けるなら

それでいい

2010/09/11 (Sat)

[24] 水に咲くヒアシンス
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はじめて

アナタと二人だけで

並んで歩んだ道。

咲いていたのは

名前も知らない

水中花。


今日まで二人

出会わなかったのは、

運命のヒトだと

すぐに感じる事が

できるように。


アナタも同じ事を

感じていますか?


いつのまにか

私たちは足を止めて、

いつまでも

風に揺れるその花を

眺めていました。

2010/09/09 (Thu)

[23] 無題
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誰しも皆

一年に一回

歳をとる

歳をとるにつれて

やらなきゃならない事が増えていく

でも、やりたい事は減っていく

もっとやりたい事をやっておけばよかった

そう後悔しながら

今日も同じ事の繰り返し

明日もまた同じ事の繰り返し…

2010/09/05 (Sun)

[22] 笑って
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何度も呼んだ
君の名前を

あと
何度呼ぶんだろう?

君がそんな顔を
してるから

余計に哀しい別れに
思えてくる

ほら、笑って?

嘘でもいいから


君には前を見て
歩いて行って
ほしいけど

今だけは
振り返って
思い出して

少しは楽しい事も
あっただろ?

だから、ね?

もう泣かないで

笑って

笑って

君の笑顔で

僕は何度も救われた

だから…

さよならの前に

君の笑顔に
ありがとうが
いいたいんだ

2010/09/03 (Fri)

[21] 線香花火
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花のような火より

火のような花の方が

いいね。

でも花火は空に咲くけど、火花は散るだけなんだ。

線香花火が咲かせた火花を眺めながら貴方は言った。

私は少し笑って、
この時間が終わってしまわないように、その花の種が散ってしまわないように願いながら、じっと眺めていた。

ある夏の終わりに。

2010/08/27 (Fri)

[20] 2番目に好きな顔でいてほしい
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もし眺めるだけなら

貴女の笑顔より

貴女の泣き顔が好き


それでもやっぱり

私と一緒に居る時は

貴女には笑っていてほしい。

2010/08/02 (Mon)

[19] 君影草(別名)
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はじめまして。

アタシの名前は鈴蘭。

自分で言うのもなんだけど、アタシって結構キレイでしょ?

でも気を付けてね。

アタシには
猛毒があるから。

それからね。

黙っていたけど、

アタシ本当は
蘭ではなくて百合科なの。

別に騙すつもりは
なかったわ。

名前で勝手にそう思われてるなんて、
こっちがいい迷惑。

あなたの本性が例えどんな人だったとしても、アタシも興味は持たない。

ねぇ、知ってる?

フランスでは
大切な人にアタシを贈る習慣があるの。

毒があるアタシをよ?

笑っちゃうわよね。

『幸福が訪れる』んですって。

でもね、

毒を持つアタシでも…


ううん、


アタシだから、

これだけは言えるわ。

大切な人がいるって事は、
もうそれだけで充分に幸せな事なの。

だからその大切な人を、
今よりもっともっと
大切にしてあげてね。

アタシが言いたいのはそれだけ。

残念だけど、
時間がきたみたい。

それじゃあね、


さよなら…。

2010/07/24 (Sat)

[18] 君いわく
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君いわく。

僕の『好き』は

安いらしい。

だから大を付けたんだけど、それはもっと安いらしい。


ああ、なるほど。


安売りが大安売りになるわけか。


君いわく。

僕の『愛してる』は軽いらしい。

じゃあ重いほうがいいのかと思ったら、重いとやっぱり疲れるらしい。


ああ、なるほど。


確かに重い想いなんて笑えない冗談だ。

君いわく。

僕はただそばにいればいいらしい。

そして、たまに安い『好き』や軽い『愛してる』を言っていればいいらしい。


ああ、なるほど。


僕らにとって、言葉はさほど重要ではないみたいだ。

2010/07/21 (Wed)
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