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百年草の部屋


[52] 鷺草
詩人:百年草 [投票][編集]


その白く可憐な花は

夏の風に揺れていた

その花は今にも羽ばたいて

飛んで行ってしまいそう



あなたを想うと

眠れない夜があった

眠れば夢の中で

会える夜もあった

夢で会うあなたは

少し違うカオで

でもやっぱり笑顔で

私を見ていた


この想いを

直接あなたに伝えたい

でも伝えられない



伝えられないなら

手紙を書こう

この白鷺のような花に

手紙を結いて

いつか私の想いを

本当の白鷺みたいに

空を越えて

届けてくれたらいいのに


いつか私のこの想いが

空を越えて

あなたに届けばいいのに

2011/08/27 (Sat)

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