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百年草の部屋


[9] 未熟な詩(人)
詩人:百年草 [投票][得票][編集]

誰もが感動できる詩を
書こうと思ってみても

最初の一節すら

思い浮かばない私には

きっと

一生無理なんだろう。

それならせめて

最後の一節を
書き残したい。

それは決して
感動できるものでは
ないけれど

私が詩人であった
証となってくれるはず。

証を建てるには
早過ぎるかも
しれないけど。



未熟な詩人の
未熟な詩は

完成することなく

消えていくのだ。

それでも私は

『この世の全てを
愛して死にたい』


詩人とは、
この世界に綺麗事を伝える為に
いるのだから…

2009/09/27 (Sun)

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