詩人:山羊 | [投票][編集] |
貴方が嫌いです
激動変動衝突時代
寄生虫が蠢いた
見て視ぬフリの僕
最高の快楽は
底なし地獄の入口です
余分な贅肉削ぎ落とし
疲れ果てた顔で振り返る
嘘 偽善 裏切り
貴方が嫌いです
ただ前向きに
ただひたむきに
歩いていました
次は無いって言葉
何回言ったのだろう
一度失った信頼は
まるで深海に沈んだ船の様で
隣で笑う貴方が嫌いです
幸せの象徴の
青い鳥は
快晴の空に現れた
亡者の手に
捕らわれて
消えた
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鼻歌は空に消えて
天気は忘れ模様
悲しいかい?
孤独が
怖いかい?
疎外感が
耳障りな騒音
叩いて消して
間違ってたかい?
歩いた道が
愛してたかい?
大切な人を
カラスの群れ
暗雲にかき消える
悲観的な屋根が
愛の調べを泣かせば
枯れ木の丘ざわついた
それは予感
君の為に
止まらない身体の震え
ざわつく枯れ木
不安が支配する世界
どうすれば良い
暗雲は未来予想
飛び立つカラスの群れは君が去る予感だった
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泣きたくなった
理由?
悲しい時代だから
悲しくなる事で自分を正当化したかったのかな
大した事じゃない
大した事じゃないんだ
猫の欠伸と一緒さ
悲しみの終わりってあるのかな
泣く事ができなくて
苦しいよ
家族と離れる夢を見た
大した事じゃない
また会えるけど
どうしてこんなに寂しいんだろう
真昼の月
僕を私を見下ろして
真昼の月
黙って見てた
真昼の月
消せない過去
真昼の月
表せない未来
真昼の月
真昼の月
黙って見てた
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ショーウィンド
自分を映している
マッチ売りの少女
通りすがる機械的な風
身を切るよりも冷たく
憐れみを帯びた視線
心を灼いた
マッチに灯りを付け
幻に沈んでいく
マッチ売りの少女
真っ暗な都会に灯す
今だけは汚れも何もかも清められる気がして
マッチの灯
消えても
心の灯
消えなくて
消せなくて
冷めた目で
全てを見ていた
マッチ売りの少女
教会のステンドグラスの光り
世界を照らす唯一の灯に思えて
マッチに灯を付けないと幻に沈まないと
心が闇に
心が喰べられる
灯をつけないと
悲し過ぎる世界
電飾で煌めく道
マッチはもう・・
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落陽
思い出す花畑
線路沿いのタンポポ
見上げればあの空へ
私は探しているの
いつかのあなたを
東京の誘惑の光に
身を踊らせた貴方を
私はただ見ているばかり
知ってる?貴方と歩いた道はあの景色は
もう見れないんだよ?
輝くビル群
終わり無い群集
貴方のあの笑顔が
私をまだ縛っているの
ねぇ帰ってきてよ
あの日に戻ろ・・
東京のネオンに消えた
あなたを探す私
ここで踊り続けるわ
貴方にまた会う日まで
貴方に会うまで
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狛犬の踊りに花が舞う
境内の秘め事
髑髏の憂鬱
さようなら
また明日
さようなら
また明日
春風
笑って通り過ぎた
君と離れて
また明日
おやすみ
また明日
さようなら
今から彼女の街まで
夜汽車に飛び乗ろうか
きっとあの駅に
君はいないけれど
春風吹いたのかな?
呟いた
あの日に
さよなら
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毎日の日課は猫のホワイトを撫でる事
ゴミ箱から声がする
ゴミ箱から声がする
友達の名前は影人
空は何色
僕は・・色
台所の惨事は知らない
猫の欠伸に等しい
みんな知らない世界
みんな馬鹿にしてる世界
いつか爆発
ゴミ箱から声がする
ゴミ箱から声がする
三分間劇の始まり
裸体劇場
みんな笑う世界
みんな輝く世界
笑止
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暗雲低迷 協奏曲
東へ東へ
鳴り止まない群集のベルより
羅刹本を閉じる音
笑い
止まらない明日
笑う
止まらない明日
明暗を分けたのは
難しい公式
西へ西へ
頭を悩ませろ
ただの狂いだよ
鬼
一口に他ならぬ
鬼
一口に他ならぬ
厚底眼鏡
とれば剥きだす
東へ東へ
隣は
あの娘の影
隣は
あの狂いの影
羅刹本閉じる男がいる
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春歌が聞こえた日
列車は走り出した
ラララ泣くなよな
ラララ笑ってくれ
春歌が聞こえた日
君は遠くに行った
いつも隣にいた君
ラララ泣かないよ
ラララ遠くを見た
いつも試練は僕を
いつも試練は君を
待っているだけさ
ラララ笑ってるよ
ラララ泣かないよ
君は何処か遠くに
僕はずっとココに
動けないだけだよ
ラララあの方角は
ラララきっと綺麗
ラララ悲しい歌に
ラララさようなら
ラララさようなら
ラララ・・・・ラ