詩人:山羊 | [投票][編集] |
拒絶が睡眠を加速させるダメな僕
強くなる願望はただの願望であり
鏡に映る自分は滑稽な愚者にほかならず
愛した記憶に
足をとられ
枷を嵌められた空見る鳩
取り戻せないならば
壊してしまおうか
最後の信者さえ
孤独の烙印は
地に堕ちた神々さえも目を背け
笑う仮面を付けたお前がまた闇から這い出る
笑うのならば
焼き付けて大空へ投げ捨てようか
依存された信者に
捧げる
傷だらけの翼
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暗闇で手を伸ばせば
掴めない道の途中
優しく舞い降りた
小さな妖精
どれくらいさ迷うのか?傷だらけの僕達は
抜け出せない苦しみ
憤り感じ八つ当たりしてみれば
虚しくなるだけ
まだ闇の中
長い夢を見ているの?
ただ漠然とした道の先を淡く照らした小さな命
先の見えない迷路・・
星も見えない
ただ分かるのは優しく照らしてくれた君の笑顔
立ち尽くすことは
間違ってない
ただ、進む事も間違ってない
泣き出しそうな心に
小さな灯りを付けた小さな妖精
暗闇の中
勇気をくれた
儚い妖精
小さな命
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今夜僕は街を出るよ
月が泣いてた
物語には詩織をはさんでさ
また会おうね
輝く星は高く
月は変わらず泣いて
金色のカケラ零れて
去り行く背に痕を付けた
君が近くにいた
あの頃
風の行方は複雑すぎて
追いつけないけど
僕は真っ直ぐに歩いて行くよ
君が追いつく様に
輝く星 泣かない様に振り返らない様に
君がくれた思い出が
胸の中で暴れ続ける
下向いて歩いてた
金色のカケラ降り注いで風はどこへ行くのか
どこを旅するのか
輝く星 去り行く背に
最後に月が呟いた
僕は何を言ったか
わからなかったけど
君を近くに感じていたあの頃
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君は少し遠慮がちに逢いたいと言う
僕は遠慮しないで逢いたいと言う
思う事は一つ
君が可愛いって事
いつもの君が
そこで笑う
それだけで全ての
嫌な事が消えてしまう
変えようの無い魔法
年下の君は
まだ心配してる
僕がいなくならないか
そんな事あるわけないよ
いつもの日々が
今も変化する
それは君の仕草一つ
それだけで変わってしまう
変えようの無い魔法
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真っ黒な雨が降る
舐めてみれば涙味
綺麗な純粋は
肥えた人に滅茶苦茶に
真っ黒な雨が降る
傘は溶けていく
真っ直ぐな瞳は
歪んだ心に潰され
それでも信じていたアナタを
呼び止めることが
私にとって一番できる事
噛み砕かれた心
素直な心
守れないのでしょうか?
黒い雨が降る
汚された人達の涙
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ある朝目覚めると
たくさんの疑いの目に
囲まれていました
確信犯なのです
知らないフリは
何よりも重い枷となり
この身にのしかかります
自業自得だ・・
汚い考えの僕は
逃げ道しか考えていません
嘘を嘘で塗り固めた
牢屋の中で
罪を償うのでしょうか
あす朝目覚めると
裏切りの刻印が押されていました
私だけでしょうか
なぜ私なのでしょうか
馬鹿な頭はまた逃げ道を構築する事を始めます
外ではいつもと変わらず登校する子供の声と
雀の声
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溢れ返る欲望が
空へと伸びていく
醜いモニュメント
焼いてしまえ
焼いてしまえ
階段を作り上げ
追いかけてみようか?
さらば
さらば
鳩が鳴いた
だけど
鴉は無関係を装った
溢れた欲望は
いつかは月に届く
繰り返せ
繰り返せ
雀が歌った
だけど
鴉は見つめるばかり
今日もモニュメント
また一つ空へ近づいた
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午前3時
生きる意味を考えて
いなくなった貴方を
ふと思い出す
流れる星々
巡る季節
忘れられたら
貴方の姿
鮮やかに蘇る
優しく見下ろす月
流され辿り着いた今
間違ってたのかな?
流れる星々
流される私を
優しく見下ろす
変わらない月
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目隠しをされて
安堵を浮かべた
全ての行為には
意味があると
警戒する犬の目
あんな目になれたら
あの頃の思い全て
現在の雨で流せてしまえたら
あの頃の二人はもういない
今を把握できない僕を
あの頃の僕が哀れな
哀れな目で見ていた
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白い雲
アタナの笑顔
私には何もいりません
アノコの優しい笑顔を守る為
私は生を受けたのです
ある日の突然の訪問者
見上げる私に
冷たい目
何て冷たいんでしょう
何て排他的なんでしょう全身が教えた
良くない兆候だと
アノコが手を引かれ
ソノヒトに手を引かれ
外へ連れ出されました
そっちは危ないですと
声をかけます
ただアノコは悲しい目をして
ワタシのアタマをなでるだけで
ソノヒトは危ないですよ声をかけるけど
どうしても言葉が通じなくて
声枯れるまで叫ぶけれど振り返る目は悲しいままで
ワタシの視界からやがて消えそうです
この重い鎖は
体ばかりか心も繋いでしまって
大切な人が去る時も駆け寄る事ができないのです
何て彼らは自由なんでしょう
何て彼らは自由なんでしょう
首筋食いちぎり
アノコのトコまで飛んで行こうか
その場所は
知らない
けれど