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山羊の部屋


[17] 記憶の情景
詩人:山羊 [投票][編集]

巡る風によせて
この風はあの人の街まで流れて行くかしら
枯れ葉を纏い
裸木の間を縫って
遠いあの人の街まで
もう逢えないから
もう連絡をとる手段も無いから
ここに綴る貴方への想い
情景
記憶を辿り
流れて行く情景
いつか忘れてしまうのかな
記憶の情景

巡る風によせて
また逢える日まで
二人に吹いた風に
また出逢える日まで

遠い遠い
街の片隅から
もう逢えない君へ

2006/11/28 (Tue)

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