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山羊の部屋


[18] ジョーカー
詩人:山羊 [投票][編集]

街角に黒猫の影
金色の目が月を魅惑する
すり抜けた闇の隙間
聞こえる悩ましい吐息

屋根伝いに歩けば
まるで夜を支配した様

振り向いた夜の住人
月の魔力に犯されて
撃ち抜いた星の的
淫らに笑う麗しのジョーカー

今夜の悲劇の続きは
あの墓地の広場で

眠らないカラスに
逆さまの男

笑いかけた白と黒を
ベールに包んで幕引いて
撃ち抜いたランタンの灯り
嘲笑った淫らなジョーカー

撃ち抜いた星の的
黒猫は欠伸をして

2006/11/30 (Thu)

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