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山羊の部屋


[31] 腐海
詩人:山羊 [投票][編集]

爛れた心を隠すには
あまりに綺麗な目をしていて
流した涙は腐って消えた
首を吊ったピエロの絵を君は買って
愛おしい様に胸に抱いた
壊れた砂の城は二度と戻らない
そんな事知ってるよと君は儚く笑う
あの腐った海に浮かべた僕達の光は
今どこをさ迷っているのか・・

君が消えない様に
君が消えない様に
何もできないけど

流した涙は腐った海に変わって
ただ消えゆく光を見ていた
壊れた砂の城・・
二度と元に戻せず
君はその目のままで
泣いていた

綺麗な腐ったままで

2007/03/29 (Thu)

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