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山羊の部屋


[38] 壊れた夜に
詩人:山羊 [投票][編集]

急ぎ足は憂鬱
道行く人は仮面付け
また月が壊れた
囁きあって隠れた

窓際の置物
焦燥感をかきたてる
ピアノはドとソ以外泣かない

急ぎ足はまるで
人生を見ている様だ
今日も月が無い
囁いた老猫

傷だらけの曲に合わせて唄い人は歌う
悲しみも喜びもいらない
急ぎ足は憂鬱
街角の噂話し
気にしたウサギはいなくなった

月が壊れた
戸惑いなんていらない
わかるのはこの馬鹿げた世界に
取り残されたって事だけ

2007/04/21 (Sat)

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