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山羊の部屋


[4] 空っぽの家
詩人:山羊 [投票][編集]

鴉が鳴く頃に
薄暗い道を帰りゆく
なんだろう この切迫感は?
街灯が灯り始め
歩道橋がそそり立つ

さぁ 孤独の心を掲げて空っぽの家に足を踏み出そう
その影は聖者の行進の様に

角を曲がるとあの犬が吠えている
虚脱感と諦めが混じった横目を流す

さぁ灯りの無い部屋に入ろう
それが全てじゃないか
すれが全てなんだよ

私の心が投じた
いくつかの悲しい影が
月明かりに揺れて

2006/09/08 (Fri)

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