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ひこ星の部屋


[9] 最重要機密文書〔お返事A〕
詩人:ひこ星 [投票][編集]

放課後、手紙が置いていないか、つい、確認しに教室へ行ってしまった。


『最重要機密文書〔第2弾〕』と書かれた手紙が机の上にあった。


アタシには、好きな奴がいる。

だから、断わるだろうけど、もし、この手紙の差出人がアイツだったら…って考えたら、すぐにこの手紙を読みたかった。


アタシは手紙を持って、家まで必死に走った。
今までで、1番速かったかもしんない。


部屋に飛び込んで、鍵を閉め、急いで封を開けた。


アタシはその場に、バタッと倒れた。


〔また名前書いてないし!!!〕


とりあえず、返事を書くことにした。



dear ホントにアホな差出人

また名前、書いてなっかたんですけど(汗)

君ってある意味すごいですね(笑)


アタシには、好きな人がいます。

バカで、ドジで、野球のコトしか考えてない、
しょうもない奴なんだけど、好きなんです。

もし、君がその人なら付き合ってほしいです。 

お返事待ってます。
    
                 from ○○○○

封筒に『最重要機密文書〔お返事A〕』と書いて、
前回と同じように机に置いておいた。

翌日の朝、やっぱり手紙はなくなっていた。

アイツだったらいいなぁ

2008/01/14 (Mon)

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