詩人:箕喪 木陰 | [投票][編集] |
心に決めたこと
手のひらで握りしめてる
いくら決意を胸に抱いても
無駄だと知っていながら
ある一定時間だけは
虚空の空へ舞い
星空に手を伸ばしたら
暗い地の底へ落ちてゆく
その繰り返しが日常で
偽りのものばかりで
本当のものなんてあるはずがない
人は自分より下の人を求め
勝手に解釈し 満足する
その適当な考えが
その人に傷を付けていることも知らずに
人は今でもあざけ笑う
周囲に作られた環境の元で
誰もが愛を求め
誰もが愛に飢え
その空っぽな会話に
必死で耳を傾け
まるで抱っこを
せがむ子供のように
言葉に紛らわせながら
その胸に包まれることを夢見てる
残酷なほど私たちは憎く
切ないほどもろい
そんなことを知らないから
私たちは何も感じなくなる
いくら自分で決めたこととはいえ
結局他人の意見に振り回され
結局それは
他人のモノとなる
だからしっかりしろと言いたいんじゃない
それで君は満足なのかい?
鳥肌の立つ空気に包まれたって
言いたいこと
言えなければ仕方がない
胸の奥に閉まっておく
必要なんかない
矛盾しててもいい
君の本当の想いを
私は知りたい
そう思うのはいけないのかな
どんなに思っていたって
言葉にしなければ通じない
伝わらないし 聞こえない
他人の意見も
聞く必要があるけれど
君の言葉も必要で
それは大切なことであり
それは重要なこと
言える環境を作ることは
簡単ではないけれど
少しずつでいいから
偽りばかりで
真実は導き出せなくとも
けして
私のようになってほしくないから
さぁ
あなたの声を
みんなに聞かせて