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箕喪 木陰の部屋


[8] 一人ぼっちの日常に・・・・
詩人:箕喪 木陰 [投票][編集]


日が昇った頃には
私の居場所は消えていた


そんな日常に
心の支えとなるものはいなかった


道をゆっくり歩いていると
まわりは早くとあせらせる


ゆとりを持つほどの時間は
与えられることなく


ただただ迫りくる日常に
恐怖を抱いていた



心と矛盾する人の声



とまどいを隠せない私が
うずくまって泣いている


気がついてくれる者は
誰もいなかったから


体に無数の跡を残して

空を見上げた



生きてとは言わないで


命を大切にしてなんて言わないで


頑張ってって言わないで


ただ見守って


自分から立とうとしている私を 
あせらせないで


人は口にださなくては伝わらない


でも わからなくていいから


ただ少しだけ距離を置いて


夜だけが私の時間
朝があけたら終わってしまう


だから少しだけ  自由をちょうだい

2007/01/10 (Wed)

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