ホーム > 詩人の部屋 > morning starの部屋 > 1164

morning starの部屋


[175] 1164
詩人:morning star [投票][得票][編集]

絶壁が倒れてきても、
岩壁にただ阻まれていても、
眩暈が毎瞬訪れていたとしても、
綴いているこの途の上でぼくはまだ歩いている

城壁が閉されていたとしても、
紺碧が埋めこまれてたとしても、
泣き言がやめられずにいたとしてもぼくはまだ叫んでいる。
「運命を諦め斬れないよ」と。

夜がやって来て、時間がまたすこしだけ、運命をどこかへと運んで。めくるめく陽光が待ち構えていて・・・

虚ろな憶いが涙目になりそうでも、
逃げだしたい記憶が先回りしていたとしても、
壊れそうな運命が未だ輝きを諦め斬れないから、
綴いていくこの途の上を進んでいる。

眼をつぶってうな垂れても、
ため息が識らずにこぼれていても、
いまがいつか忘れていたとしても、

歩いてく、終を見たいから
歩いてる、終を越えたいから

歩いてみたい、笑顔に成りたいから

いつまでもいつ迄もいつまでもいつ迄も・・・

2011/06/04 (Sat)

前頁] [morning starの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -