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ヨミの部屋


[20] 一枚の紙きれ
詩人:ヨミ [投票][得票][編集]

ごみ箱に棄てた

現実という名の

一枚のかみ

なんど棄てるも

僕に もどる

知らない人に

ふみつけられ

雨に

うたれ

ぐしゃぐしゃに…

きれいに延ばして

きれいにならず

また 丸めて

投げ棄てる

誰も拾って

くれやしない


尊さ
脆さ

繰り返す自問…


その紙をもつのは

自分だけ

その紙を破る

それも

自分だけだ

2006/06/25 (Sun)

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