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ヨミの部屋


[33] 残響為る刻一つ
詩人:ヨミ [投票][得票][編集]

腐敗した風が

首を撫でて

寄り道すぎた昨日

形づける

残響ありし時の流れ

予報外れの雨の中に

「ただ歩く 今日も私」を

深く刻む


わかれた日 跡を

残す悲壮感

一緒に消え失せれば

意味をなくすから


無力さを笑おう

歪んでいても

残響が綴ってく

日々の中で

……

2006/09/05 (Tue)

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