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ヨミの部屋


[55] 餌我
詩人:ヨミ [投票][編集]

愛想笑いだけの眼
白濁水のようだ
心空の棄体
救えない異物

何かから逃げていく
心ない戯言から?
理由もなく沈んでく
迷うほど見えなくなる

背負った孤独を
積み木で遊ぶよう
ただ高く重ねた
握る両手に現実は
耐えた傷さえ
忘れてしまいそう

流れ逝く光に
流されぬ君
後ろからの声
振り向かず
無言のさよなら

しがらみを抱え
笑える夜はない
ただ ただ
虚しさと添い寝した

矛盾のどこかで
嘘に傾いたら
紛れたシンクの明日と
汚れた今日に躍る

笑えず

ただ

2009/06/07 (Sun)

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