錆びたフェンス凭れて眠った夢など見なくていいかざした虚勢に身を溶かしながら宙の華眺める溜め息に身を委ねて想う飾らず生きる強さ 混ざらないで黒に浮かんだ眩い弧の華闇が織りなした色彩の雨指折り見てた空の輝きあといくつ数えよう飾った空へ留まることなくまた闇を造り落ちていく優しさの灰飾らなくても美しい
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