詩人:松子 | [投票][編集] |
自分の中には
自分を考える
自分がいて
その
自分は
自分を愛していないことのほうが多い
だが
自分を見ている
自分は
自分でないものから愛されようとする
だから
自分を変えたいと思う
自分を見ている
自分を見ている
自分はそんな
自分がいることに 安心をおぼえるのだが
たまに
自分に見られている
自分に見られている
自分を かわいそうに思う
でも
自分が
自分として生きていくためには やはり
自分の存在が必要なのである
自分を見ている
自分も また
自分を見ている
自分を見ている
自分も
自分の在り方をよく知っていて
それぞれに
自分のために機能しながら
自分を形成している
だからこそ またこのような
自分の存在を知る
自分がいる