詩人:ピースウォーカー | [投票][得票][編集] |
高校時代
家で飼っていた犬が死んだ
寿命もあったし
癌でもあった
医者にいっても治せなかった
末期になってしまい
食事もまともにとれなくなった
たとえ食べたとしても
戻してしまう
立ち上がる事すらままならない
何度も様子を見ていた
そしたら立ち上がり
俺の顔を見た
そうだよな
お前だってまだ
生きていたいよな
数時間後
息を引き取った
遺体はコイツの母親が
よく遊びに来ていた
さくらんぼ畑に埋めた
線香の代わりに
タバコを吹かし
そっとそえた
今頃は
母親のそばに居るんだろうな
今まで帰ってくる
オレを迎えてくれ
ありがとう
オレがそっちいったら
またむかえてくれっかな?
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