青銅は微光を放ち怪しく浮かびあがる 突き刺さるほどの眼差しと 宙を舞うような空耳でおれは威圧されて足がすくむ 聖獣が猛り狂いながら雷を響きわたらせ 稲妻で夜がまたたくのか おれを脅かす幻影は竜の仮面で襲いかかり 三つの星をうずたかく覆ってしまい惑わせて
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