カヴァのせいだってば眩しすぎる きみを直視できないのは鳴き沙にさえ戯れてしまうから眠れる獅子をも きみが起こしちゃうんだ芭蕉布を腰にまとってさ謎めいた虚像に対してさえ きみの想いは膨らんで馳せるのか頬を染めた温もりが伝うのかな蜃気楼の涕で零れるメロディ きみも肌理が細かな妖精のまんまきみは絶え間なくうねる宇宙の渚
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