やらずの雨祭の初日から余韻に浸りながら人混みに交ざり夜空の声へ耳を傾けながら打ち上げ花火で酔いしれ新たに立ちはだかる壁など直面しながら息も吹き返し歴史の舞台裏を学びながら鬼の大王だと結論づけ街にて漂いながら徒労だった流浪の旅が宙に浮かび毒づく薄暮
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